お待っとさん
福島もん太です。
以前から、ちょくちょくフジのベン(便)に赤い血が少しついていて
気になっていたので近所の
「アメリカン動物病院」という風変りな名前の
動物病院に連れて行きました。
扉を開けるとそこは
ドラッグとセックスとヤンキースとバイオレンスと訴訟がはびこる
THIS IS アメリカ!
みたいな動物病院を想像していたら
なんの変哲もない
一般的な普通の日本の動物病院でした。
フジを診察台に載せるなりろくに診もせず
「あー、病気病気、まあ病気だねー」
みたいな
「いかにもアメリカンな」大味なざっくりした感じの
診察を想像していたら
なんのひねりもない
一般的な普通の日本の動物病院の診察でした。
それどころか、真面目で親切で丁寧で
きめ細やかな、これぞニッポンという動物病院でした。
余談ですが
僕の地元名古屋の台湾料理チェーン「味仙」
のメニューに
普通の台湾ラーメンよりも薄味だけど量が多い
「アメリカン台湾ラーメン」というのがあって
それをオーダーすると店員さんが大声で
「アメリカン!」と叫びます。
そして、台湾ラーメンは実は台湾には存在しなくて、
名古屋特有のラーメンだそうです。
名古屋に行かれた際には
是非一度、
名古屋名物アメリカン台湾ラーメンを
食してください。
ひき肉と唐辛子と地名がいっぱいの美味しいラーメンです。
さて、フジの話に戻しますが、
フジと言えば臆病、人見知りでおなじみですが、
診察台にあげられると
恐怖が度を越えたのか
腰がぬけたようにフニャフニャになってされるがまま、
ひと声も発することなく助手の先生に抱えられ
じっと耐え忍んでいます。
食欲も旺盛、すこぶる元気、とくに痛がったり調子悪い
そぶりもない普段のフジの様子を先生に伝え
持参したホカホカのフジのベン(ホカ便)を見てもらうと
腸の奥の方ではなく肛門付近で出血してるそうで
特に問題はないらしい。
そして先生はおもむろにゴム手袋を
装着して
「じゃあ直腸検診しますね。」
といって
フジちゃんのアスのホール、
そう、ご存じ、例の、
あの
ちょうど真ん中で黒と茶のツートンカラーに色分けされた
神秘の洞窟に
ブッスリと
指を突っ込むじゃありませんか!
それでもフジは
たったひと声だけ
「ンッギャ」
という声明を発すると
固まってじっとしています。
「触った感じポリープもないし、腸の硬さも通常だから
特に心配な点はないですね」
と言って肛門から指を抜くと
ゴム手に血がついていました。
猫は血便率が高いらしくそれほど心配しなくても大丈夫とのこと。
念のため抗生物質の注射をして
注射の針を刺される時も
声も出さずじっとしている様子を見て
助手の女性が
フジちゃんホントにいい子ですね〜
なんて言うもんだから
こっちが泣きそうになりました。(親バカ)
帰りにすれ違いでアメリカ人らしき外国人夫婦が犬を連れて
入ってきたので
きっと名前に釣られたんだなあと思いました。
おわり。
帰宅後念入りにケアをするフジ。
よく頑張った!